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トラブルを起こすスタッフを採用段階で見抜きたい

「職場」は社会生活を営むすべての人にとって重要なコミュニティであると言っても過言ではありません。そして、職場に対する思い入れは人それぞれだとしても、多かれ少なかれ他人と接する機会は必ず存在します。つまり、誰もが他人に対して何らかの意見や感情を持っていることでしょう。
そのような社会において、多くの人はコミュニティを尊重し、ぶつかり合いを避けようとします。その一方で、少数ながら独自の意見を貫き、周囲を巻き込んで、コミュニティに反発しようとする人物がいるのも事実です。

 

実は、このような人物はトラブルを起こす前から「危険なサイン」を出していることが多く、採用の時点でそのサインを見抜くことができれば、トラブルを未然に防ぐ最高の予防策であるといえます。
それでは、「危険なサイン」とは一体どのようなものなのでしょうか。

①「アピール」よりも「権利」

第一に、面接の際、福利厚生の実情を非常に気にしていたり、結婚の予定はないと話していながら産休に関して具体的な質問をしたりといった、「権利」主体の態度を示す人物が挙げられます。
もちろん、労働環境を把握したいと考えるのは当然のことですが、自分の能力に関するアピールをほとんどせず、その一方で処遇や権利についての質問ばかりをしてくる場合は、後に面接時に確認した権利と少しでも矛盾があった際に、反発する可能性が高いと言えるでしょう。

②仕事を辞めた理由に注意

第二に、以前の職場を退職した理由として「職場に問題があったからだ」と主張する人物には注意が必要です。
それが「仕事が忙しく休みが取れなかった」など職場の労働条件が理由であれば特段の問題はありませんが、「医師の患者に対する接し方が気に入らなかった」「同僚が自分のやり方を受け入れてくれなかった」といった主観的な理由である場合、その人物は職場環境や同僚に対して「こうあるべき」という独自の見解を持っている可能性が高いといえます。
そういった人物は、新しい勤務先でも自分の考えにそぐわないことが起こった場合、責任を職場環境や同僚に被せ、反発行動に出る可能性が高いでしょう。

 

このように、トラブルを起こす人には一定の傾向がありますので、しっかりとした見極めができればトラブルの確率を最小限に抑えることができます。しかし、実際に面接対象者を前にして、このような項目を瞬時に判断するのは難しいかもしれません。
当事務所では、医院内部のトラブルはもちろん、履歴書のチェックや面接のアドバイスなど採用段階からのサポートも行っております。

 

退職トラブルを起こさないためには採用段階が重要です。一度雇用してしまえば、たとえ退職に至ったとしても、それまでに費やす時間や費用、人的負担は大きく、一度壊れた人間関係の修復は簡単ではありません。
職場でのトラブルにお悩みの際は、当事務所へお気軽にご相談ください。

 

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