事例1
医師である依頼者が、既婚者である女性と不貞行為に及んだ結果、不貞相手の夫が依頼者の医院に、乗り込んできて、数千万円の慰謝料を請求された事案。
結果
数十万円の慰謝料を支払うことで合意成立。
解決のポイント
不貞があり慰謝料を払うべき事案でありましたが、職場に乗り込んだ行為が犯罪であることを警告したところ、当方の提示する低額の慰謝料で良いと返答がありました。
依頼者の方は妻に発覚せず、穏便に解決したいということでしたが、その希望を叶えることができました。
事例2
結婚の約束をしたとされ、妊娠・出産をした不倫相手から、慰謝料訴訟を提起された事例で、当方は医師側を受任。
結果
請求されていた金額の半額で和解成立
解決のポイント
本件は、医師が既婚者であったものの、不倫相手との間に婚約が成立していたと主張されていました。
婚約の成否は争う余地があったものの、不倫相手が妊娠・出産までした事案で、仮に婚約が認められた場合、慰謝料は、高額となる可能性がありました。
裁判では、不倫女性から高額の慰謝料を請求されましたが、婚約を裏付ける事実を争うとともに、既婚者との婚約は法的保護に値しないこと等を主張して、最終的には、請求額の半額で解決に至りました。
事例3
患者として来院していた女性と交際、後に女性から妻との離婚を強く求められるようになったため、別れを切り出したところ、それに対して女性が激昂、本人では関係を清算することが困難となった事案。当事務所は医師である男性側を受任。
結果
解決金を支払い女性と関係を解消。通院先も男性の病院ではなく、他院へ。
解決のポイント
本件は、医師である男性が自分の患者と交際してしまったために、男性の気持ちが冷めてしまった後も関係が切れず、ずるずると交際が長引いてしまった事案です。女性は関係が続いていたために当然結婚を意識していましたが、やがて男性から別れ話をされるようになり、女性の態度が急変。一緒に死ぬことを求めたり、自宅に押しかけようとしたり、妻に危害を加えることをほのめかしたりするようになりました。そのため、男性としても自身では対応することが困難となり、当事務所に依頼しました。
まずは、女性を呼び当職らが話し合いをしました。男性の交際解消の意思を伝え、妻に危害を加えると言った言動は脅迫になることを指摘しました。そして、女性の話を聞く中で、男性にも責任がある部分を認め、解決金の提案をしたところ、女性は過去を清算し、前を向いて歩いていくことを決意、通院先を変えるとともに、男性と別れることに合意しました。